食品ロス削減で健康度もアップ!|管理栄養士マチコ先生のスマートコラム
食品ロス問題を考えよう!
世間は連日、株価上昇の話題でいっぱいです。それでも実質賃金は物価に追いついていません。
まだまだ家計はきつい状態が続きそう…。家計の中でも特に食費が占める割合は高いのではないでしょうか。
人間はエネルギーも体も心もほぼ全て食べ物でできていますから、食べないわけにはいきませんよね。
食費を削ったら安価な健康によろしくない食品の摂取が増えたり、栄養素が不足したりして体もメンタルも壊す原因になってしまいます。
そうすると病院に行くことになるので、今度は医療費が爆上がり。これでは本末転倒ですよね。
昨今はSDG’sの観点から食品ロスの問題が取り上げられることが多くなりました。
わが国の食品ロス量は令和3年度で523万トン、この内事業系食品ロス量は279万トン、家庭系食品ロス量は244万トン。全体で言うと一年前よりプラス1万トンも増えています。
家庭で無理なく食品ロスを削減する方法
私は料理家も生業にしているため日々、料理の研究や試作を行っています。
毎回考案したレシピが一回の試作で決まるわけではなく、何回も作り直しては味を調整したり、食材を変えたりしながら時間をかけて一品のレシピを仕上げていきます。
試作中はどうしても食材の余りや料理の残り物が出て、食品ロスも増加。レシピ制作の仕事では食材費が自前のことも多く、食品ロスによって無駄な経費がかかってしまうことになります。
栄養や食べ物の専門家として、食品ロスをどうにかしたいと常日頃考えていました。
そこで思いついた方法が、“週末までに冷蔵庫の食材を使い切ること”。
もちろん日持ちする調味料や乾物、冷凍してある肉や魚などは除きます。
実際にやってみると週末にかけて冷蔵庫の中がどんどんミニマル化し、扉を開ける度にスッキリしていて気持ちが良くなります。
簡単なので無理なく続けられるのも利点ですね。
食品ロス削減で家計も体も良好に
この目標を実行するためには、買い物の仕方を見直すことが鍵になります。
安いからと買いだめをするのではなく、一週間で使い切れるかどうかを考えながら購入。
買い過ぎて無駄にしてしまうより、足りなくなった時に買い足した方がいいという考えです。
すると買い物の品数や量が減り、食費の削減にも成功しました。
さらに余っている食材を組み合わせて料理を作るため、さまざまな食材からたくさんの栄養素が補給でるようになります。
作る料理は煮物、炒め物、ポトフなど手軽にできるものでOK。
食費や食品ロス削減ばかりではなく、自炊をすることよって健康にもなるので、まさに“一石三鳥”です。
自分の体や地球にもやさしいことをしているため、ギルトフリーな食生活と言えるでしょう。
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【 プロフィール】
- お食事のカウンセリングサロン「colan」代表
- 管理栄養士・料理家・コラムニスト
【 経歴 】
- 北海道北見市出身
- 天使女子短期大学(現 天使大学) 食物栄養学科 卒業
- 食事指導の企業で食事相談業務を行う
- 雑誌の編集者として取材、文筆業を行う
- 大手料理教室の料理講師として和洋中全般、美容に関する料理を教える
- 高齢者施設では栄養科長/管理栄養士として多くの実績を積む
- 現在はフリーランスの管理栄養士として活動中
- 2020年よりオンライン食事カウセリングを開始
- 2021年よりスマートチェーンでのオンライン食事指導を開始