健康投資のためにダイエットはじめてみませんか? 管理栄養士マチコ先生のヘルシーコラム
新しい年の幕開けです。
皆さんは今年、どんな一年にしたいですか?
私は管理栄養士というコメディカルです。
今はたくさんの管理栄養士がいますが、
医療に携わる専門職なため病院や施設、
学校などでの経験がとても重要になります。
自分で栄養管理した献立で食事を食べてもらったり、
栄養指導をすることで病気の改善や予防ができたり、
老化を遅らせたり、発育の一助になったり…。
実際に食事がどのように体へアプローチできたのか、
結果を見たり知ることが大事な経験になります。
私は長年現場で経験を積み、
フリーランスになった今もさらに多くの専門職として経験を積んでいます。
そこで感じることは、少しでも早く“健康投資”を始める必要性。
人は加齢とともに体に不調が出やすくなってきます。
それは30代を超えると老化が進むからです(厳密に言うと老化は思春期を過ぎた頃から徐々に進行)。
それをおかまいなしに好きな物を食べ、
アルコールを飲み、また市販の惣菜や加工食品など楽な食事をし、
運動不足、喫煙、不摂生な生活が習慣化している人が実に多いこと。
こういう生活を続けていると
遅かれ早かれ何かしらの病気を抱えることになるでしょう。
すると医療費が多くかかってしまいますよね。
せっかく貯金をしていても、
投資をしていても医療費にもっていかれることになるのです。
先日、保険会社の方から話を聞くと、
今は体の病気ばかりではなく心の病気が増えているため、
精神疾患にかける保険も追加できるとか。
そこで今年から健康投資をはじめてみませんか?
まずは自分の体が今どのような状態にあるのかを知ることです。
体重はどうなのか、血圧はどうなのか、
コレステロールや中性脂肪は高いのか、
メタボリックシンドーロムに近づいてないか、
健診の結果はどうだったのか、
倦怠感や疲労感など何か不調はないのかなど…。
特に体型の見直し、体重の管理は大切です。
体重が1kg増えるとメタボの診断基準の基本となる腹囲も1㎝増加します。
これは動脈硬化などさまざまな生活習慣病の原因となる内臓脂肪が増えていることを意味します。
ダイエットをして体重が少し減るだけで、
憎き内臓脂肪を減らすことができます。
男性は30代後半以降、
女性は更年期くらいから一気にメタボのリスクはアップします。
健康投資は今の食生活を見直すことが肝心。
これが自分の将来にかかってくると言っても過言ではないでしょう。
私も食事指導を通して、皆さんの健康投資にお役に立つことができるようしっかりサポートをしていきたいと思いますので、今年も「ミナオス」をどうぞ宜しくお願いいたします。