【脳トレ】意外とできない?出来るかチャレンジ!今から認知症予防
年齢を重ねると「物忘れや物覚えの衰えを感じる瞬間がある」という方が増えてきます。
脳機能や認知機能の低下が起き、やがて認知症になるリスクが高まります。
頭を使っていれば認知症予防になる!と分かっていても何をすればいいのかと、疑問を抱く方も多いのです。
今回は脳トレの効果やチャレンジして頂きたい脳トレをご紹介します。
認知症とは?
そもそも認知症とは、脳の働きの低下が原因となって起こる様々な症状のことを指します。
症状は2種類あり
- 脳の働きの低下によって起こる症状(中核症状)
- 環境や体験、気質によってあらわれる症状(行動・心理症状、BPSD)
があります。
脳の働きの低下による主な症状
代表的な症状でmひどいもの忘れ(記憶障害)があります。
- ご飯を食べたことを覚えていていない
- 今どこにいるのか分からない
などといった症状が該当します。
環境や体験、気質によってあらわれる主な症状
代表的な症状で徘徊や幻覚、過食や拒食があります。
- 突然家を飛び出し外を徘徊する
- 大切な物を盗まれたと周りに怒る
といった症状が該当します。
こちらの症状は環境の変化や治療への恐怖感などから引き起こされることが多く、環境を戻したり接し方を変えたりすることで本人の不安がやわらぎ改善することがあります。
今回は『脳の働きの低下による主な症状』に着目し、この脳の働きを改善するために重要な「脳トレ」についてお伝えしていきます。
認知症は何故なる?
認知症は脳細胞が正常に働かなくなることで、記憶力や判断力が低下することを指します。
脳は加齢など様々な要因で委縮していきますが、その委縮スピードには個人差があり、脳の萎縮は運動をしたり、頭を使うことでそのスピードを緩めることが出来ます。
ここで、重要となるのが今回のタイトルにもある「脳トレ」です。
簡単に言うと、頭を使っていれば脳の萎縮スピードを緩めることが出来るということです。
また、脳の記憶をつかさどる海馬が委縮することで、物忘れなどの記憶障害が起こってきます。
海馬の一番の役割は記憶を作ることですが海馬は記憶をため込むことはできず、海馬とは別の部分に送られ記憶として保存されていきます。
海馬が正常に活動できなくなると新しい記憶を作ることが出来ず、認知症という症状で身体に表れてくることも考えられます。
その他、怪我により脳機能が低下したり、脳梗塞や硬膜下血腫などで脳血管が詰まってしまうことも原因の一つとして挙げられます。
また、ストレス過多の状態が続くと血流循環が悪くなり、結果的に認知症となってしまう可能性もあります。
脳トレのメリットは?
脳トレを行う事での最大のメリットは脳内の血流を改善し、脳の活性化を促すことです。
脳内の血流が改善されることで、結果的に認知症予防となるのです。
人の脳には、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉という4つの領域があります。
その中で前頭葉の前頭前野という部分が、感情/学習/記憶に影響を与える役割を担います。
脳トレによって前頭前野に刺激し活性化することで、脳が老化する速度を落とすことができます。
脳トレ実践3種目
今回の脳トレのポイントは、左右で異なる動きをすることです。
片手ずつや、両手で同じ動きを行うだけでなく、左右で異なる動きを行うことでより脳への刺激を増やしていきましょう。
指数え体操
手先を使い、脳への刺激を入れていく運動です。
やり方
- 左右の手で指を1つずつ下りながら数を数えていきます。
- 最初は利き手が親指から、反対側を小指から指数えをしてみましょう。
慣れてきたら次は反対に利き手が小指からになるように指数えをしてみます。
膝すりトントン
動かす方向を左右で変え、脳への刺激を増やす運動です。
やり方
- 左右の手でグーとパーで異なる動きを繰り返します。
- 最初は利き手がグーから、反対側をパーで実施してみましょう。
- グーの手は、もものあたりをトントンするように上下に動かします。
- パーの手は、もものあたりをスリスリするように前後に動かします。
慣れてきたら次は反対に利き手がパーの手になるように動作を繰り返してみます。
グーパー体操
上半身全体を使う大きな運動です。
やり方
- 左右の手でグーとパーで異なる動きを繰り返します。
- 最初は利き手がグーから、反対側をパーで実施してみましょう。
- グーの手は、胸のあたりに当てます。
- パーの手は、前に手を伸ばしましょう。
- 手の動きとしては胸の前と、前に肘を伸ばす動きとなります。
- 胸の前に当てる手はグー、前に伸ばした手はパーとなります。
慣れてきたら次は反対に利き手がパーの手になるように動作を繰り返してみます。
まとめ
今回ご紹介した脳トレは、座ったままいつでもどこでもできる簡単なものばかり!
遊び感覚で実践してみると意外と難しい内容なので、是非チャレンジしてみて下さいね。
今回の内容以外にも、トレーニングには脳を活性化するというメリットもあります。
でも、あると言われるほど考えながら運動を行いますので、トレーニングも認知症予防となるのです。
「1人では難しい…」という方はトレーナーが寄り添い、サポートさせて頂きます。
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に所属する、健康運動指導士トレーナーのタケムラです。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイントなど、運動に関わる様々な情報を発信していきます!