食べてないのに痩せないのは体質・遺伝？！食べても痩せるコツ

「周りよりも食べる量は少ないのに、全然痩せない！」「頑張って食べてないのに、痩せない」そんな疑問はありませんか？

実は「食べていない」ということそのものが、痩せない原因の1つなのです……！

「食べないだけ痩せる」と考えてダイエットを続行すれば、痩せないどころか、メリハリのない身体になったり、体調を崩したりすることもあります。

目指すは“食べても痩せる身体”です。

この記事では、食べてないのに痩せない方に向けて、その原因と食べても痩せる身体になるためのコツをご紹介します。

肥満になりやすい遺伝子が関係している？！

「食べていないのに痩せないのは遺伝子のせいだ！」そのようにお思いの方もいらっしゃると思います。

結論からいうと、肥満になりやすい遺伝子は存在します。

確認されているだけで100以上になりますが、検査で比較的わかりやすいのが以下の遺伝子です。

しかし、肥満の遺伝子を持っているからといって必ずしも太る訳ではないのです。

日本人の34％は肥満遺伝子を持っていて、これは世界で3 番目に多いのですが、「日本人は痩せている」と言われますよね。

実は肥満遺伝子によって左右されるのは、多くても200㎉分の基礎代謝の違いです。

200Calと言えば、薄切り5枚パンの1枚分ほど。

そう考えると、この遺伝子のせいで食べても痩せないのは原因のごく小さな1部で、他に理由があると考えた方が妥当です。

食べてないのに痩せない4つの理由

ダイエット中に陥りがちな次の4つのポイントに要注意です。

食べていないことが痩せない理由【カロリー・栄養の不足】

食べないことでカロリー・栄養が不足すると、身体は痩せにくくなります。

理由として、代謝の低下と、脂肪をエネルギーに変換するサイクルが滞るからです。

まず、無理をして食べない生活を続けると、安静時代謝が20～25%ほど低下します。

もとの代謝が2000Calだとすると1500Calにまで下がることになります。

さらに、食事制限によりビタミン・ミネラルなどの栄養成分が偏るため、脂肪をエネルギーに変えて利用するTCAサイクルを正常に回せなくなります。

TCAサイクルを回すにはタミンやミネラルが十分に揃っている必要がありますが、どれか1つまたは複数のビタミンやミネラルだけが多くても意味がないのです。

自分の体重・活動量に見合った最低限必要なカロリー数を摂取し、きちんとバランスよく食べることが大切です。

朝食を抜いている

「朝食を抜けばカロリーを削減できるし、朝は忙しいからいいや」とついつい朝食を抜いてはいませんか？

朝食を食べると、体温が上がり、かつ燃焼に必要なエネルギーも補充されるので、その日1日の代謝を上げることができます。

逆に食べないと、エネルギー不足を補おうと筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。

そうなると、筋肉量が減るので、消費カロリーも減りダイエットの効率が悪くなります。

朝食は必ず食べるようにしましょう！

エネルギー不足下での有酸素運動のしすぎ

食事制限によるエネルギー不足の中で有酸素運動をやりすぎると、体脂肪だけでなく体内のタンパク質も分解されるので筋肉量がへります。

結果、基礎代謝が下がり、少量食べただけでも脂肪として付きやすく痩せにくい身体になってしまうんです。

ダイエット目的で有酸素運動を取り入れるのであれば、推奨されている摂取カロリー数は摂取しながら、週に2～5回、1日あたり30分程度を目安に行うのがおすすめです。

筋トレを有酸素運動と平行して、筋肉を強く増やすことも意識していきましょう。

睡眠不足

睡眠不足になると、筋肉の修復を助けたり、体脂肪の燃焼をサポートしたりする成長ホルモンや、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少します。

睡眠をしっかりと取って寝ながらにして痩せやすい体を作っていきましょう。

まとめ：食べても痩せる身体は健康的な生活習慣から

食べないのに痩せない理由として、4つの理由とそれに対する対策をご紹介してきました。

• 食べないことによるカロリー・栄養の不足
• 朝食を抜いている
• 有酸素運動のやりすぎ
• 睡眠不足になっている

食べても痩せる身体になるには、極端なことはやめて、普通の健康的な生活に立ち返ることがまずは大切！

ぜひ、上記4ポイントを見直して食べても痩せる身体を目指してくださいね。

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