健康寿命と平均寿命の違いとは?健康寿命の伸ばし方と明日からできること
健康寿命とは?
健康寿命とは『元気に自立して過ごせる期間』の事を指します。
よく聞く『平均寿命』と何が違うの?
結論から申しますと、平均寿命とは『0歳における平均余命』のことです。
厚生労働省の調べでは、2016年時点での平均寿命は「男性で約81歳」「女性で約87歳」となっており、人生90年と言われる時代ももう間近です。
一方”健康寿命”は「男性で約72歳」「女性で約75歳」となっており、その差はなんと”9〜12年”にも及びます。
なんと12年間もの間、日常生活に制限のある『不健康な期間』になってしまい、誰かの力を借りないと生活に支障が出るような状態になり、場合によっては「お食事・洗体・排泄」など、今はまだ自分で出来ているような事も他人の力を借りないといけないような状態になってしまう事も少なくありません。
結果、医療費や介護費の増加に繋がっているとも言われております。
支援または介護が必要になる主な原因
65歳以上の要支援・要介護者の介護が必要となった主な原因
- 認知症(18.7%)
- 脳血管疾患(15.1%)
- 高齢による衰弱(13.8%)
- 骨折・転倒(12.5%)
- 関節疾患(10.2%)
- 心疾患(4.7%)
- その他(24.9%)
認知症が最も多く、脳血管障害や衰弱、転倒による骨折や関節疾患が続いています。
それぞれの疾患は、若い内からしっかりと予防に努めることで防ぐことが可能です。
では、明日からできることについて目を向けてみましょう。
健康寿命を延伸するために明日からできること
健康には”3大要素”と呼ばれるものがございます。
よく耳にする『栄養・運動・休養(睡眠)』です。
その他にもストレス社会の昨今、健康には”心の健康”も必要と言われてきております。
少し詳しく見ていきましょう。
【栄養】
食事の主な目的は、身体の活動に必要なエネルギーを取り入れる活動になりますが、「食事の内容」しだいで”未来の体”に与える影響は異なります。
暴飲暴食を繰り返せば、肥満や糖尿病・高脂血症・大腸がん・骨粗鬆症・歯周病・循環器病・高尿酸血症などの生活習慣病の発症リスクが変化します。
栄養(食事)の気をつけるべきポイント
- バランスの良い食事を心がける(主食・主催・副菜・汁物)
- 食べる順番を意識する
- 暴飲暴食に注意する
- 日常の活動に見合ったエネルギー量(カロリー)
- 過度な食塩の摂取
- 過度な糖質の摂取
- ビタミンやミネラル、食物繊維などの不足
- 外食や加工食品、コンビニ食やお惣菜を控える
など、少しでも注意していくことが大事です。
お食事サポートminaosについて
情報化社会となった昨今では、様々な栄養学の情報が流れ何が正しいのか分からないと思います。『1日3食と育てられ、健康を意識して1日3食食べているのになぜか太る』『バランスの良い食事と言われても難しい。家族がいるから変えられない。』そんな方には、オンライン食事指導”ミナオス”がおすすめです。管理栄養士さんが正しい食事法についてしっかりと教えてくれます。詳しくはコチラをご覧ください。
【運動】
”健康”に大事な要素として欠かせないのが運動になります。
WHO(世界保健機関)は、全ての成人に1週間辺り150分以上の中等度の運動、または75分以上の高強度の運動を推奨しています。また、体幹(背中・お腹・胸)に近い大きな筋肉のトレーニングを週2回以上行うことを推奨しています。
運動により得られる効果
- 痩せる、見た目も若返る
- 脳を活性化する抵抗力がつく
- 痛みが緩和する
- 気持ちが元気になる、若返る
- 筋肉が強くなり、疲れにくくなる
- 心配系が強くなり、疲れにくくなる
- 関節や筋肉が柔らかくなる
- 骨が丈夫になる
- 血液がキレイになる
運動も種類によって得られる効果が異なります。
運動の中には【ストレッチ・筋力トレーニング・有酸素運動】があり、ご自身の年齢や体力によって、最適な運動を選択する形になります。一番有名で、誰しもが行ったことのある運動は”ラジオ体操”です。ストレッチ・筋トレ・有酸素運動の3要素が含まれた運動で、朝に行う事で1日の代謝もアップしダイエットにも効果的と言われております。
しかし、ご年配の方や運動の習慣がまだついていない方が急にラジオ体操を行い飛んだりはねたり腰を回したりすると、肉離れや腱断裂を起こしてしまったり、筋肉を痛めてしまうリスクのある運動でもあります。
効果的なトレーニング法
最近ですとYou Tubeなどでエクササイズ動画が多くアップロードされておりますが、コチラもラジオ体操同様に身体状況を把握した上で決められたエクササイズではないので、怪我に繋がるリスクがあります。
また、スマホ1台で行えてしまう手軽さゆえに”続かない”方が多く広告収入を得るために次々と動画がアップロードされるため、見ている側はエクササイズ内容に一貫性がなく誤ったフォームで行ってしまうため、目的の筋肉に負荷をかけれず、効果が出にくいと言われています。加えて、トレーニングには【反復性の法則・意識性の法則】があり、正しいフォームでどの筋肉が鍛えられているか意識しながら反復して同じ運動を行うことで効果的にトレーニングができると言われています。そのため、新しい動画がアップロードされる度に運動を変えていては効果は出にくくなってしまいます。一定期間は”同一の運動を反復して行う”ことをオススメしております。
不安が有るけど、どんな運動ならいいの?
できているか分からないんだけどどうすればいいの?身体に痛みや不安があるけどどうすればいいの?と思われた方もいると思います。そんな時は専門家に相談するのが一番です。
コチラの記事にオススメのフィットネスジムをまとめました。安く始められるジムから高級ジムまで幅広くご紹介をしております。是非ご覧になってください。
仙台市泉区南光台のスポーツジム【20分フィットネス スマートスタジオ仙台南光台店】と仙台市のスポーツジム・フィットネスクラブ情報
よく聞かれるお声
運動もやった方が良いことは知っているけど、実行に移すのが難しい
運動にかける時間はない
仕事が終わると運動をする気になれない
ジムに通った事も有るけど続かなかった
ジムは筋肉モリモリの男性がいっぱいいるんじゃないの?
持病があり、自分が行っても良いのか分からない
膝・腰に痛みがあり、ジムに行っても運動できないかも
ジムに行っても何をしたらいいか分からない
などのお悩みの方は、最寄りの”スマートスタジオ”へご相談ください。
知識経験豊富なスタッフが、皆様のお体に合ったエクササイズをご案内させて頂きます。
スマートスタジオでは、”20分”という短時間で”60分以上の運動効果”があり、ストレッチ・筋力トレーニング・有酸素運動に加えてマッサージを行うことが可能です。また、ショッピングセンターの中や駅の構内に位置しており、お買い物ついでにエクササイズを行って頂くことも可能です。
無料の体験会も開催しておりますので、お気軽にお試しください。
【睡眠】
睡眠や休養、心のケアも健康寿命の延伸には必要不可欠な要素です。
しっかりと睡眠を取り”疲労”を回復し活力のある生活を送っていくことが健康への近道となります。
そもそも疲労を貯めなければよいのでは?と思われるかもしれませんが、実は疲労には種類があります。
疲労の種類 | 詳細 |
末梢性疲労 | 運動などで体を動かすことで、筋肉を働かせるためのエネルギーが消費することで起こる疲労 |
中枢性疲労 | 人間関係や仕事などでの心理的、精神的なストレスや長時間のデスクワークなどで視神経や脳が緊張するなどで起こる疲労 |
中枢性疲労は”心”の健康にも影響を及ぼしますので、ためないことや発散することが重要と考えられます。
前述しました『運動』は、セロトニンという幸せホルモンが分泌される効果が有るため、中枢性疲労の回復にも一役かっていると言えます。
睡眠はこれらの”疲労”を回復するのに最も重要な要素と考えられています。
適切な睡眠時間は?
睡眠時間に関しては諸説ございますが、一般的に理想と言われているのは6時間〜8時間と言われています。
※人によって前後しますので、自分に合う睡眠時間を見つけましょう。
時間もそうですが、『睡眠の質』を上げていく事が重要とされています。
睡眠の質を上げる方法
- 寝る90〜120分前にぬるめのお湯で入浴する
※シャワー浴の場合は首の付根にシャワーを4分間当てる。 - 就寝前にスマホやパソコンなどの使用を控える
- 規則正しい生活習慣で体内時計を整える
・朝起きたら日光を浴びる(セロトニンも分泌される)
・休日もいつもと同じ睡眠時間を確保する
・栄養バランスが良い食事を心がける - カフェインを含まない温かいものを飲む
- 適度な運動を心がける
できるだけ入眠の3時間前までに終わらせましょう - 熟睡できる自分の体に合った快適な寝具を使う
- 寝室を快適な睡眠環境に整える
- ベッドの上には就寝時のみ移動し、寝る場所である事を覚えさせる
- 深酒をしない
娯楽・嗜好品の制限が入っており、コチラもまた難しい項目が並んでいます。
しかし、これらをしっかりと実行して頂けると、翌朝の目覚めの違いにお気づき頂ける方はいらっしゃると思います。
日光の所に運動と同一成分の『セロトニン』という名前が出てきました。
セロトニンは、眠気を促す『メラトニン』という物質の原料となるため、運動をした日はぐっすり眠れるという方は多くいらっしゃいます。
【余談】
睡眠は実は多くの体力を消費します。一般的には40分のランニングをしたのと同じくらいのカロリーを消費すると言われております。
しかし、筋力は上がらないのでトレーニング効果はなく、年齢を重ねるにつれて日中の体力を残すために睡眠時間が短くなる。と言われています。
高齢になってくるにつれて眠れなくなってくる。と言われるゆえんと言われています。
”現在の行動”が将来のあなたに
当たり前のお話しではありますが、現在の自分は過去の行動の結果によるものです。そして、まさにこの記事を読んでいる今現在の行動の結果は、未来の自分の姿を作ります。
いつまでも元気に自分のことは自分でやれる期間を少しでも長くするためには、早い段階で”予防”に努めることが求められております。
現在「自分はまだ大丈夫」▶未来「まさか自分が」
介護の現場で高齢者からよく聞かれるお声です。
実は、様々なご病気から40歳前後で要介護になられる方もいらっしゃいます。
今はまだ他人事でも明日自分の事になるかもしれません。
それらを防ぐためにも日々の生活習慣の見直しをしていきましょう。
少しでも気にかかる事が有る方は、お気軽に最寄りの”スマートスタジオ”へご相談ください。
これまで運動の経験が無い方でもトレーナーがしっかりとご案内をさせて頂きます。
皆様がいつまでも健康的なお体を作れるようにお手伝いをさせて頂きます。
ご連絡、体験のお申込みをお待ちしております。