生活習慣病とは?日々の生活の乱れが病気のはじまりに!パート1
健康意識が高まる近年、健康のために
- 運動をする人
- 食事を気にする人
- ストレス発散をする人
など、この記事を読んでいるあなたも日々、健康のために意識している事があるかと思います。
健康意識が高まっている一方では、生活習慣病の罹患率が増加していることも事実。
現在は国民の7人に1人が生活習慣病に罹患しているというデータもあり、日々の生活の乱れが病気のはじまりになる可能性が誰にでもあります。
健康意識の高い方もそうでない方も、ぜひ最後までご覧下さい。
生活習慣病とは?
生活習慣病とは…食事や運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる疾患の総称と定義されています。
「生活習慣病」という単語は元々あったものではなく、1996年頃から使われるようになった言葉です。
成人病といわれる、脳卒中・がん・心臓病を、生活習慣という要素に着目して捉え直した用語として位置づけられます。
*健康日本21では
「生活習慣病(life-style related diseases)」は食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義されています。
生活習慣病は
- 生活習慣要因
- 遺伝要因
- 外部環境要因
3つの発生要因があります。
個人の生活習慣だけではなく、社会の生活環境要因も関与することもあります。
*健康日本21
厚生労働省にて出されている国民が主体的に取り組める新たな国民健康づくり対策のこと。
健康日本21=21世紀における国民健康づくり運動として表現されます。
*健康日本21(第2次)
平成25年度に健康日本21の第2弾として試行されたもの。
令和5年5月31日に健康日本 21(第2次)の最終評価等を踏まえ、令和6年度からの次なる国民健康づくり運動である「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本 21(第3次)」を推進する方針を進めている。
健康日本21(第2次)では「健康を支え、守るための社会環境の整備」という項目が加えられています。
実際にはどのようなものがある?
生活習慣病には、5大生活習慣病や7大生活習慣病などの種類が存在します。
- がん
- 糖尿病
- 心疾患
- 高血圧性疾患
- 脳血管疾患
上記5つを5大生活習慣病といいます。
そして、これら5つに加えて
- 肝硬変
- 慢性腎不全
の2つを加えたものが7大生活習慣病と表現されます。
中でも、日本人の死因の上位を占めている
- がん
- 脳卒中
- 心筋梗塞
は3大疾病と呼ばれています。
この7つの疾患を見て「がんや脳卒中は予防できるの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
実はこれら内科系疾患も、生活習慣の乱れが引き起こす病なのです。
がん
がんとは?
様々な理由で生じた遺伝子の変異によって、細胞が無秩序に増え続けるようになることがあります。増え続けて出来た細胞のかたまりを「腫瘍」といいます。
腫瘍は、細胞の増え方や広がり方の違いから、大きく分けて
- 悪性腫瘍
- 良性腫瘍
に分けられます。 悪性腫瘍=がんです。
- 悪性腫瘍=血管などを介して体のあちこちに転移する腫瘍のこと。放っておくと、全身に広がってしまうため、治療が必須。
- 良性腫瘍=浸潤や転移をすることがなく、周りの組織を押しのけるようにしてゆっくりと大きくなる腫瘍のこと。
罹患率
現在、日本では2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれ、どんな方にとっても身近な病気です。
がんの要因
生活習慣や感染など、さまざまな要因でがんになると考えられています。
その中で…
- 喫煙過度の飲酒
- 塩分過多
- 栄養不足
- 体重過多・痩せすぎ
- 運動不足
- ウイルス・細菌への感染
などが、がんの要因となります。
がんを完全になくすこと は難しいですが、自身で生活習慣を気をつける事が出来れば、発がんリスクを低下できるということです。
糖尿病
糖尿病とは?
インスリンが十分に働かなくなり、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病態。
糖尿病には大きくわけて
- 1型糖尿病
- 2型糖尿病
の2種類が存在します。
- 1型糖尿病=生まれつき膵臓からインスリンがほとんど出ない状態で血糖値が高くなってしまっている病態。遺伝的な要因も考えられます。
- 2型糖尿病=生活習慣の乱れなどにより、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることによって血糖値が高くなっている病態。
罹患率
糖尿病を罹患している可能性がある人を含めると日本では、5~6人に1人が糖尿病であるという報告があります。
自分は大丈夫だと思っていても知らず知らずの間に糖尿病になっている可能性があるので、要注意です。
糖尿病の要因
日本の糖尿病の中で90%は2型糖尿病です。
2型糖尿病となる原因は、遺伝的な影響に加えて
- 食べ過ぎ
- 運動不足
- 肥満
などの環境的な影響があるといわれています。
特に菓子パンやジュースなど単純糖質を含む食品は、糖尿病で最も注意が必要な急激な血糖上昇の原因となりますし、糖質が多い物を飲み過ぎると2型糖尿病のリスクが高まるという研究結果もあります。
食事や運動を気をつける事で糖尿病予防になるということです。
心疾患
心疾患とは?
心臓に起こる病気の総称のことで、心疾患の中でも割合が高いものは「虚血性心疾患」です。
虚血性心疾患とは、心筋へ血液を送る冠動脈の血流が悪くなり、心筋が酸素不足・栄養不足に陥る病態のことを指します。
虚血性心疾患の中でも
- 狭心症
- 心筋梗塞
2つの病気があります。
罹患率
心臓は年齢を重ねる度に力が弱まってしまうのですが、その上で55歳で全く病気のない人でも3人に1人はその後の人生で心疾患になるという結果があります。
心疾患の要因
心疾患の主な原因は動脈硬化で、原因は多くのものが考えられます。
危険因子として高血圧、脂質異常症、肥満、ストレス、喫煙、糖尿病などが挙げられます。
そう考えると、心疾患の原因は生活習慣であるということです。
そして、心疾患の最も怖いことは... *突然死が多いということです。
ある日突然というものは自身も周囲の人も悲しいものです。そうならない為に日々の生活習慣を見直し、予防をしていきましょう。
*突然死
瞬間死あるいは急性症状の発現後24時間以内の死亡で、外因死を除いた自然死のこと
高血圧性疾患
高血圧とは?
収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上の状態のことを指します。
血圧が高いほど脳卒中の危険が高いなどの研究結果もあり、高血圧自体が問題となることもありますが、高血圧から別の疾患となる可能性が高まってしまう事が高血圧の怖さでもあります。
罹患率
20歳以上の人で言うと2人に1人は高血圧であるという結果があり、これでも過去数十年で減少傾向にあります。
そう考えるとまだまだ対策が必要な疾患であるということが分かります。
高血圧の要因
最も原因となりやすいのは塩分の摂りすぎです。
普段の食事が自炊ではなくコンビニ食が多かったり、味の濃いものが好きと言った方は注意が必要です。
その他には
- 肥満
- 多量飲酒
- ストレス
- 自律神経の乱れ
- 運動不足
- カリウムなどのミネラル不足
- 喫煙
と言ったことが原因で挙げられます。
ここまでが7大生活習慣病のうちの4つの内容で
- がん
- 糖尿病
- 心疾患
- 高血圧性疾患
をご紹介致しました。
パート2では、残りの3つ
- 脳血管疾患
- 肝硬変
- 慢性腎不全
の内容をご紹介していきます。是非、パート2も続けてご覧ください。
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に所属する、健康運動指導士トレーナーのタケムラです。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイントなど、運動に関わる様々な情報を発信していきます!