【麺類に隠された秘密】蕎麦やそうめんはダイエットには向いていない?!正しい知識でダイエットを成功させよう！
ダイエットを頑張る方なら「なるべく、ヘルシーなメニューを選びたい」と思ったことがある方も多いはずです。
そんな中お腹を満たし、主食となる「ヘルシーなもの」として
- 蕎麦
- そうめん
などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
今回はこれらの麺類が本当にダイエットに向いているのか？そしてなぜダイエットに向いていると言われているのか？をご紹介します。
ぜひダイエットを頑張る方は参考にしてみてくださいね。
ダイエット向きの麺類とは？
麺類と言えば多様な食べ方がありますし、茹でるだけで簡単に食べることができるので便利な食材です。
- パスタ
- うどん
- 蕎麦
- そうめん
など、さまざまな種類がありますよね。
ではこの中で本当にダイエットに向いている『麺類』は何なのでしょうか？
麺類に含まれる糖質と脂質
それぞれの麺にどの程度糖質・脂質が含まれているかをご存じですか？
今回は一般的に1人前とされる量で計算し、表にまとめてみました。
ダイエット中に控える方も多い『白米』も比較として表に含めていますので、比べてみましょう。
| 食品 | 一人前量 | 糖質 | 脂質 |
| 白米 | 100g | 35.6g | 0.3g |
| うどん | 200g | 41.6g | 0.8g |
| 蕎麦 | 250g | 60g | 2.5g |
| そうめん | 270g | 67.2g | 4.1g |
| パスタ | 240g | 70.1g | 4.3g |
いかがでしょうか？この表を見るとヘルシーと言われている蕎麦やそうめんよりも、うどんの方が糖質・脂質が低いことがわかります。
そして何よりもダイエット中に控える方の多い『白米』は一番糖質・脂質共に低い結果となっています。
ではなぜ蕎麦やそうめんはダイエットに向いていると言われているのでしょうか？
蕎麦がヘルシーと呼ばれる理由
先ほど麺類の中でも糖質や脂質が含まれている方に分類されることがわかりました。
では蕎麦がヘルシーと呼ばれるのはなぜなのでしょうか？
それは、そばに含まれる食物繊維の多さが所以です。
食物繊維には食後の血糖値上昇を抑える効果や便秘改善の効果があるので、ダイエットに良いと言われているのです。
同じ100gに含まれる食物繊維を比べてみましょう。
| 蕎麦 | うどん | そうめん | パスタ |
| 2.7g | 0.8g | 0.9g | 1.5g |
このようにそばには、他の麺類と比べ食物繊維が豊富に含まれていますが、実は落とし穴があるのです…。
含まれる食物繊維
蕎麦に含まれる食物繊維はそば粉に含まれているため、十割蕎麦であれば問題ありませんが、二八蕎麦など小麦の割合が増える分食物繊維の量は減ってしまいます。
食物繊維を詳しく見ると、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分けることができます。
主に腸内環境や便秘に効果的とされているのは『水溶性食物繊維』ですがそばに含まれる食物繊維は『不溶性食物繊維』になります。
蕎麦湯は『水溶性食物繊維』が含まれますので、便秘改善に努めたい場合は蕎麦湯がオススメです。
さらに食物繊維を詳しく知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
ダイエット中に麺類を食べる
今回はヘルシーだと思われている麺類に関してご紹介しました。
主な麺類を比べてみるとどれも大差がなく、食べたい時はどれを食べてもほぼ同じということがわかりましたよね。
このようにダイエットは正しい知識を身につけておくことができれば、我慢するというストレスを避けて取り組むことができます。
最後にダイエット中に麺類を食べる注意点をご紹介します。
麺を食べるときの注意点
麺類を取り入れる際に注意しなければならないポイントがあります。
麺は茹でると水分を含むので、茹でる前と後では量が変わる（戻し率）という点です。
最初に一人前量で糖質・脂質を比べた際、白米が一番少ない量で糖質・脂質が一番少ない結果でした。
その結果を見て「同じ量で比べないの？」と疑問に思った方もいらっしゃるかと思います。麺類にはこの変化があるため1人前の数字に違いが出ます。
メーカーや茹で時間によっても戻し率は変わりますが目安は以下の通りです。
| 食品 | 戻し率 |
| うどん | 約3.0倍 |
| 蕎麦 | 約2.5~3.0倍 |
| そうめん | 約3.0倍 |
| パスタ | 約2.5倍 |
このことからもわかるようにダイエット中は茹でる前の量ではなく、茹でて食べる前の状態で食べた量を計算するようにしましょう。
＋の誘惑に気を付けて
麺類を食べるときの最後の注意点は＋でトッピングしてしまわないように気を付けようということです。
かき揚げやてんぷらなどトッピングしたくなる気持ちがありますが、糖質や脂質の量が増えてしまいます…。
何かトッピングしたい時は鶏肉やたまごなどのたんぱく質を摂れるものや、野菜を中心にトッピングしてみましょう。
ダイエットは一生もの
ダイエットを頑張っている最中は食事の我慢も取り組めるかもしれません。
ですが元の食生活に戻れば全てが元通りになってしまいかねませんよね。
ダイエットは一生ものと考え、無理しなくても続けられる方法で取り組むことが一番の近道と言えます。
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