更年期になると太る理由は?痩せるためにしたい3つのこと
更年期に入ってから「なんだか脂肪がつきやすくなった」「下っ腹がポッコリしてきた」「何をしても痩せにくくなった」なんてお悩みはありませんか?
更年期とは、閉経の前後5年の時期を意味します。
日本人女性の閉経の平均は50歳頃なので、45〜55歳頃に更年期を迎える女性が多いんです。
歩く度に揺れ動く二の腕、ノースリーブやブラからはみ出る脇の肉、ズボンのウエストにのしかかる下腹、タイトな服を着るとぜい肉がくっきり…。
そんな体型の変化にお悩みの方に向けて、この記事では更年期ならではの太る理由と、対処方法として、おすすめの食べ物や生活アドバイス、おすすめ漢方薬などをご紹介します。
更年期になると太りやすいのはなぜ?
更年期になると脂肪が付きやすくなる理由は次の3つです。
- 筋肉量と基礎代謝の低下
- 女性ホルモンの減少
- 気分の起伏
それぞれの原因を、簡単に確認してみましょう。
加齢による筋肉量と基礎代謝の低下
呼吸・姿勢の維持・臓器を動かすなど、私たちが無意識に行っている生命活動に最低限必要なエネルギーを基礎代謝と言います。
基礎代謝は10代(男性は15~17歳、女性は12~14歳)をピークに、年齢とともに筋肉量や、心臓・腸などの各臓器のエネルギー消費率が下がり減少します。
基礎代謝量は1日のうちに消費するエネルギーの約60~70%を占めるので、基礎代謝が低下すると全体的なエネルギー消費量も下がり、太りやすくなるんです。
女性ホルモンの減少
閉経に近づくと、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」の分泌が急激に減少します。
エストロゲンには、脂肪の燃焼を促す作用があるため、エストロゲンの減少により体脂肪が燃えにくくなってしまうのです。
さらに、エストロゲンの減少と同時に、男性ホルモンの割合が増加します。
そのため皮下脂肪だけでなく内臓脂肪が増えて、下腹部のポッコリお腹が気になりだす方も多くなります。
更年期ならではの気分の起伏
更年期になると、自律神経にも影響を与えて、イライラしたり落ち込んだりと気分のむらが出やすくなります。
そうなると、ついつい過食をしたり、甘いものが無性にたべたくなってしまったり、不必要にストレスをため込んでしまったりする方も。
食生活の乱れや過度なストレスから、余計に太りやすくなります。
更年期の健康的な痩せ方1:定期的な運動を習慣に
更年期太りの大きな要因となる、筋肉量と基礎代謝の低下への対策として、定期的な運動の実践がおすすめです。
筋肉量と基礎代謝は相乗関係にあり、筋肉量が増えれば基礎代謝だけでなく、食事で発生する消費エネルギー(食事誘発性熱産生)などの代謝がアップします。
手軽に全身運動ができるウォーキングや、外出がむずかしいようであれば、踏み台運動など、無理のない範囲で運動を習慣化してみましょう。
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更年期の健康的な痩せ方2:食事で痩せる
食事は3食バランスのよい食事を摂ることを基本に、
- タンパク質の不足に気を付ける
- イソフラボンを積極的に取り入れる
- 食べる順番も意識してみる
といった点にも注意してみましょう。
食欲低下や偏った食事で不足しがちなタンパク質に注意
たんぱく質は、筋肉や血液などの体の構成原料になるだけでなく、ホルモンなどの身体を調節する機能にも必要な栄養素です。
動物性・植物性なのかによって、同じタンパク質でも働きや消化吸収する時間も違います。
色々な種類のタンパク質を食事から摂取できるように心がけていきましょう。
イソフラボンを味方につけて女性ホルモンの向上
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、構造が女性ホルモンのエストロゲンと似ています。
そのため、身体の中で女性ホルモン様の働きをしてくれるのです。
更年期に入り、エストロゲンの分泌量が少なくなった女性の身体をサポートし、火照り・イライラなどの更年期の症状を和らげてくれます。
大豆イソフラボンには脂質代謝をサポートする働きもあるので、健康的な食事と併用して取り入れれば効果的なダイエットになるでしょう。
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食べ方も工夫して体脂肪を寄せ付けない
「食物繊維(野菜など)」・「たんぱく質(肉・魚・卵など)」→「炭水化物(米・パンなど)」→「糖質(ジュース・ケーキなど)」の順番で食べるのがポイイントです。
糖や脂質の吸収を抑えるほか、血糖値が上がりにくくなり、食べたものが体脂肪としてため込まれにくくなります。
更年期の健康的な痩せ方3:漢方を取り入れる
運動や食事で更年期太りの解消を目指しながら、補助的にダイエットをサポートしてくれる漢方を取り入れても良いでしょう。
・夕方になると、足がパンパン!冷えやむくみが気になる方に
防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・運動を頑張っている方や脂っこい食べ物が気になっている方、お腹周りの脂肪が気になる方
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
・食欲にムラがあったり、イライラしやすい、便秘が気になる方に
大柴胡湯(だいさいことう)
気になる…更年期太りっていつまで続くの?
更年期は閉経前後の5年なので、いつ閉経を迎えるかによって期間は変わってきます。
女性ホルモンの急激な低下に体が慣れると「更年期を抜けた!」と実感でき、平均なところで見ると50代後半~60代前半までに症状の落ち着く方が多いです。
まとめ
女性が更年期になると太る理由として、女性ホルモンの低下や、筋肉量や基礎代謝の低下など、体の内側に原因があることをご紹介してきました。
ホルモン対策としては、タンパク質を不足させないことや、イソフラボンを役立てること。
筋肉量や基礎代謝の低下の対策には、健康的な運動・バランスの取れた食事が有効です。
更年期は誰もが避けて通れない道です。
だからこそ、不必要に翻弄されずに、自分の体に向き合って、必要な対策を実践していきましょう。
ここでひと踏ん張りができれば、更年期を抜けた後の体つきや、痩せやすさがガゼン変わります。
ピンチはチャンス、明日への投資だと思って、ぜひ本日ご紹介した内容を無理のない範囲で実践してみてくださいね。
モデルとしても活動している海外在住の30代女性。
- FASHION TVモデルスカウト審査員
- MISS EGZOTICAトップ5
- ダイエット検定1級プロフェッショナルダイエットアドバイザー
美容・ダイエット・筋トレ・習慣化など、幅広いジャンルにおいて、スマートウェイ・スマートスタジオ・スマホフィットの会員さまにとって、役立つコラムを執筆中。