女性のホルモンバランス(周期)を理解してダイエットを成功に導こう！｜ブログ｜コラム

「女性は1ヶ月で4回性格が変わる」という表現を耳にしたことはありますか？

これは女性の月経周期に関連したホルモンのバランスが変わり、それに伴い心や体の状況が変動することから表現されていることが多いです。

今回は1ヶ月で4回も性格が変わると言われる女性が、ダイエットを成功させるためにできることをまとめました。

ぜひ最後までご覧ください。

月経周期

女性の月経周期は、平均的に28日間で進行する生理的なサイクルであり、これに関連していくつかのホルモンが分泌され体内の変化が生じます。

月経周期は、大きく4つのフェーズに分けられます。

月経期（Menstrual Phase）

日数：約3〜7日

ホルモンの動きとして、妊娠準備のためのホルモン"プロゲステロン"と女性らしい身体づくりを助ける"エストロゲン"のレベルが低下します。

トラブルが多くつらい時期となる方も多くなるほか、抵抗力や免疫力、基礎代謝や新陳代謝も低下してしまいます。

主に内膜の排出とともに出血が起こり、この期間が月経周期の1日目として数えられます。

卵胞期（Follicular Phase）

日数：約14日 (月経の初日を含む)

"エストロゲン(卵胞ホルモン)"の分泌が盛んになり、身体的にも精神的にも安定した時期となります。

この時期は女性が最も美しくなる『キラキラ期』とも呼ばれ、肌の調子が良くなったり身体が軽く感じたりする方も多いはずです。

排卵期（Ovulation Phase）

日数：約1日

月経周期のちょうど真ん中にあたり、28周期の場合には14日目前後に起こりますが、個人差や月経周期の長さによって異なる場合があります。

女性の月経周期の中で成熟した卵子が卵巣から放出される時期を指し、放出された卵子は卵管を通じて子宮の方向へ移動を始めます。

ホルモンの働きとしてエストロゲンの濃度が上昇し、そのピークを迎えると黄体形成ホルモン(LH)の急激な分泌増加が起こります。

排卵期には体温のわずかな上昇や、子宮頸管粘液の増加、腹部の軽い痛み（排卵痛）など、いくつかの体の変化が現れることがあります。

黄体期（Luteal Phase）

日数：約14日

排卵後の卵胞が応対に変化し、プロゲステロン(黄体ホルモン)を分泌する時期です。

プロゲステロンの影響で体温が上昇したり、胸の張り・肩こり・むくみ・便秘・下痢・頭痛・吹き出物ができるなどの身体変化や、イライラ・憂鬱・過食などの心の変化が現れることがあります。

PMS症状
この次期に起こる身体・心の変化をPMS症状と呼びます。
終盤になるにつれ、このPMS症状がおさまります。

ダイエットと月経周期

ミュゼマーケティングが全国1,118人に行った「ダイエット」に関するアンケート調査によれば『現在の体型に満足しているか？』という質問に対し、

満足している：7％
今よりもスリムになりたい：90％

と、今よりも痩せたいと考える方が大多数を占める結果となり、さらに85%の女性が「ダイエット経験がある」と回答しています。

この調査結果のように日本では「細い＝スタイルが良い」と考える方が多く、実行度に差は合ってもダイエットに取り組む方はとても多いのです。

ですが1ヶ月で4回も心や身体に変化が起こる女性がダイエットに成功するために、どのような方法が適しているのでしょうか？

月経期(生理中)は太りやすい？

「月経期の前後太りやすい」と聞いたことがある方も、多いのではないでしょうか？

その理由として、月経期前後はホルモンバランスの影響から身体に水分を溜めやすくなりますし、基礎代謝や新陳代謝が一時的に下がることもあり、痩せにくい期間となってしまうのです。

身体は脂肪や水分を蓄えようとするため、食欲の増加やむくみや便秘を引き起こします。

この時期は食事制限などのダイエット方法は避けることはもちろん、体調が回復するまでの数日間はダイエットは休憩し、リラックスすることを最優先にしましょう。

卵胞期(キラキラ期)に頑張る！

卵胞期はキラキラ期とも呼ばれ、女性らしさを向上させてくれる"エストロゲン(卵胞ホルモン)"の分泌が盛んになります。

この"エストロゲン"は皮膚の活性化を促してくれるため肌艶がよくなったり、自律神経が安定するため前向きな気分になりやすい時期です。

他にも代謝が上昇する特徴もあるため、まさしくダイエットに最適な期間なのです。

ですがこの卵胞期は月経期初日から数えると約14日間と表示されますが、月経期は体調がすぐれないことも多いため、実際は約7日間しかない期間となります。

「ダイエットを頑張りたい！」と考える方は、このキラキラ期に合わせて行動を起こすようにしてみましょう。

黄体期は気分が落ち着かない？

約14日間と期間の長い黄体期ですが、実は一番注意が必要な期間です。

個人差はありますが、PMS症状に悩まされてしまったり気分が晴れずもやもやした状態になりやすくなります。

他にも基礎体温が上昇するため、ほてりや暑さを感じやすくもなります。

この黄体期には他の周期とは別のホルモンバランスの変化があるため、セルフケアを行いながら過ごすことがオススメです。

ダイエット休憩の注意点

月経期や黄体期は、身体的にも精神的にも無理をせず休憩・リラックスすることが大切だとお伝えしてきました。

もちろんそのことに変わりはありませんが、ダイエットを成功させたい場合は「ダイエットの休憩」を間違えないで取り入れる必要があります。

最後にダイエットを成功させるための休憩方法をご紹介します。

休憩もダイエット中ではある

女性のキラキラ期は約7日間程度しかないため、ダイエットに向いていないとされる期間の方が多く、そのためキラキラ期にいくら頑張って取り組んでも、他の期間で帳消しにしてしまう可能性もあるのです。

そうはならないためにも、休憩期間中でもできる事には取り組んでいきましょう！

休憩中に取り組むことリスト

身体を温める	寝る時はレッグウォーマーや靴下をはくスープやハーブティーを飲んでみる身体を温めることを意識した食事に変える
軽く身体を動かす	身体のコリや骨盤回りをほぐすストレッチやヨガを取り入れる
食事を変える	栄養価を意識して選ぶようにする 1日3食バランスよく取り入れる

できることからひとつひとつ、取り入れるようにしてみて下さいね！