健康寿命と平均寿命は何?大切なのは健康であることでただ長生きが良いことではない?
『健康寿命と平均寿命』どちらも耳にしたことがあるかと思います。
近年は医学の発展で病気は治せる時代となり人生100年時代と言われるように、100歳まで生きることができる時代とも言われています。
近年は平均寿命の延伸に伴い、日本は特に長生きできる国として話題になっています。
トレーナー従事者の私はまだ20代ではありますが、100歳まで健康で長生きしたいと今から考えています。
そう考えると私の人生はあと約80年、残りの人生健康で生きていられるかと考えることもあります。
では、自身の状態を考えるとどうでしょうか?
- 肩が凝る
- 腰が痛い
- 膝が痛い
- 健康で毎年ひっかかる
など、現実は100歳まで生きていても健康でいる人というのは少ないのです。
ただ、長生きしていても
- 寝たきりの状態
- 病院通いの毎日
- 自分のやりたいことが出来ない日々
そんな人生は送りたくないものです。
「自分のやりたいことが出来る人生を送りたい」こんな思いは誰しも持つものです。
今回は「健康で長生き」そんなことを考えるきっかけとなる内容となっております。
是非、最後までご覧ください。
健康寿命とは?
健康寿命とは…健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを指します。
- 膝が痛くて出歩くことが困難
- 骨折をしてから寝たきりの状態
- 病院に通う毎日
など、身体の不調から日常生活が制限されてしまうと健康であるとは言えません。
健康寿命は不自由なく生活できている期間のことを指すのです。
健康寿命はどのくらい?
日本の健康寿命は2019年の段階で
- 男性が72.68歳
- 女性が75.38歳
となっています。
女性の方が男性よりも健康寿命が長いとされており、2001年から見ると平均的に約3歳伸びています。
世界の平均健康寿命をまとめてみました。
順位 | 国名 | 平均健康寿命 |
1位 | 日本 | 74.1歳 |
2位 | シンガポール | 73.1歳 |
3位 | 韓国 | 72.5歳 |
4位 | スイス | 72.4歳 |
5位 | キプロス | 72.4歳 |
6位 | イスラエル | 72.1歳 |
7位 | フランス | 72.1歳 |
8位 | スペイン | 72.1歳 |
9位 | アイスランド | 72.0歳 |
10位 | イタリア | 71.9歳 |
日本の平均健康寿命はなんと世界で1位!!
アジア圏内の国の平均健康寿命が高いことが分かり、ヨーロッパ各国も平均健康寿命が高いことが分かります。
一方でアメリカやカナダなど、先進国の北米の国が上位にランクインしていないことが分かります。
平均寿命とは?
平均寿命とは…0歳における平均余命のことを指します。
生まれてから生涯を終えるまでの期間のことを指し、健康であっても健康ではなくても生きている期間すべてを指しています。
平均寿命はどのくらい?
続いて平均寿命はどのくらいなのか見ていきましょう。
日本の健康寿命は2019年の段階で
- 男性が81.5歳
- 女性が86.9歳
となっています。
健康寿命同様に、女性の方が男性よりも平均寿命が長いとされています。
世界の平均寿命をまとめてみました。
順位 | 国名 | 平均寿命 |
1位 | 日本 | 84.3歳 |
2位 | スイス | 83.4歳 |
3位 | 韓国 | 83.3歳 |
4位 | シンガポール | 83.2歳 |
5位 | スペイン | 83.2歳 |
6位 | キプロス | 83.1歳 |
7位 | オーストラリア | 83.0歳 |
8位 | イタリア | 83.0歳 |
9位 | イスラエル | 82.6歳 |
10位 | ノルウェー | 82.6歳 |
平均寿命も健康寿命同様に日本が世界ランキング1位!!
日本は先進国と比較しても長生きしている割合が高いということが分かります。
健康寿命と平均寿命の差
健康寿命を考えたときに平均寿命から健康寿命を引いた年数が、日常生活に何らかの不自由を抱えながら生活している期間となります。
では、健康寿命1位の日本ではこの不自由な期間はどの程度あるのか?
健康寿命と平均寿命の差は
- 男性が8.73歳
- 女性が12.07歳
となっています。
平均して考えると約10年間はなんらかの不自由を抱えて生活しているということになります。
長生きの割合が高い日本
先進国と比較しても長生きしている割合が高い日本。
健康寿命も平均寿命も世界でトップの日本でも健康寿命と平均寿命の差は多くあるということが分かります。
では、なぜ10年もの不自由が起きてくるのか…
医学の発展があっても、あくまでも医学の発展は病気になった後に治療・改善することを指しています。
つまり病気になった後は改善する可能性が高いが、病気になる割合を減らすことができなければ健康寿命と平均寿命の差は埋められないということです。
最近は健康寿命に対しての認識が広まり、日本政府は2019年に「健康寿命延伸プラン」というものを策定しています。
健康寿命延伸プランは、健康に対して関心を持っていない人たちに対しての施策となります。
地域や格差の改善をするべく、環境整備や疾病予防・介護予防を中心に取り組む施策です。
皆様が実施している健康診断もがん早期発見などの意味合いもあり、健康寿命を伸ばすことに繋がっているのです。
日本は2040年までに健康寿命を男女ともに75歳以上とすることを目標とし、現在多くの施策が構築されています。
健康寿命を延ばすために必要なこと
前項では、日本としての施策を少し紹介しましたが、健康寿命を伸ばすためにはひとりひとりの取り組みも大切です。
健康ではなくなる可能性が高いのは…
- 膝や腰が痛いなどの整形外科疾患
- 高血圧や糖尿病などの内科系疾患
- メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームなどの生活習慣病
が挙げられます。
これらの疾患はどれも今から予防ができるという共通点があります。
- 定期的な運動により、関節や筋肉の状態をよい状態で維持すること
- 食事を少し気にかけ、脂肪を蓄えすぎないこと
- 散歩など運動習慣を身につけ、血液循環を改善すること
など少し気にかけるだけで改善できるものが多くあり、ご自身の少しの行動で人生を最期まで有意義に充実したものに出来るかどうかが決まるといっても過言ではありません。
また、健康な状態ではなくなった時には要支援※や要介護※となる可能性が高まります。
要介護要員で最も多いの「認知症」と言われ、脳を積極的に活動することで予防することが出来ます。
脳トレをしたり、本を読んだりすることでも認知症予防となります。
また、外出をして様々な方と交流することも体や脳の活動のきっかけとなります。
- 誰かと約束をして一緒に好きなところや行きたいところに出掛けること
- 気の合う仲間と話をすること
それだけでも健康を維持することに繋がります。
身体と脳を積極的に活動することで健康寿命を延ばすことに繋がるのです。
※要支援
日常生活の基本的な動作は自力で行えるが、負担の大きい家事などには多少の支援が必要な状態のことを指す。
例)ひとりで入浴はできるが、浴槽の掃除は難しい状態
※要介護
日常生活における基本的な動作が困難で、誰かに介護をしてもらわないと生活が難しい状態のことを指す。
例)食事や入浴、排泄など身の回りのことを自力で行うことができず、日常生活全般において介護が必要な状態
運動機能の低下以外にも、思考力や理解力の低下も見られることが多い
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事をきっかけに少しでも健康で長生きしようと思うきっかけになっていれば嬉しいです。
健康維持のためには何よりも予防が大切です。
何か起きてから改善するのではなく、起きる前に予防することでご自身の健康寿命を延ばすことができるかもしれません。
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に所属する、健康運動指導士トレーナーのタケムラです。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
運動を行う上での効果やポイントなど、運動に関わる様々な情報を発信していきます!